「略奪愛」4〜ぼくが彼を奪い、彼がぼくを奪った〜

〜前回の話〜

彼がぼくに言った。

実は僕も恋人とはセックスレスで
8年ほど誰ともセックスしてないのよ


さらに彼が言った。

もしよかったら
僕としてみる
?」



ぼくは彼の言葉に戸惑い
恋人のことが頭をよぎるが
ぼくは彼からの

ぼくらなら大丈夫


という言葉を信じて
ぼくは彼と
ホテルに向かった。

下のリンクから前回の話が読めます

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登場人物

ぼく
・ぼくの恋人
  ↓
付き合って10年・同棲中


・彼の恋人
  ↓
付き合って12年・同棲中

実はぼくは
「ラブホテル」に行くことが
初めてであった。



彼からの誘いに
モヤモヤしていたぼくが
啖呵を切り
「今から行こっか」と言った手前

『実はラブホテルは初めてなんだ』

とは
言えるはずがなかった。



だけど
彼の車で
彼が運転をするものだから


全てを彼に任せて
ぼくは小さくなっていた。





車はホテル街に向かう。


周りを見ると
ラブホテルが立ち並ぶ光景を見て
ぼくは怖くなった。



初めて見る光景
周りには人が居なく、気配もなく
いったいホテルの中は
どうなっているのか、
という少しの恐怖。



そんなぼくの手を
彼はそっと握って
『大丈夫だからね』と
優しく声を掛けてくれた。



きっと彼には
ぼくの心が見透かされていた。



ぼくの不安そうな表情を見かねて
ぼくを安心させようと
握った手の温かさが嬉しかった。



初めて彼に触れられて安心して
同時に少し
ドキドキしていた。






『ここにしよっか!
ここなら男同士でも入れるよ』

そう言って彼は
車でホテルの入口を通り
車はガレージの中に収まり停まった。


彼は
『ちょっと待っててね」と
ぼくに伝えて先に車を降りて
ガレージのシャッターを下ろした。




『よし、行こっか』
そう言って彼はぼくの先を歩き
階段を登る。



階段近くにあった監視カメラや
物音ひとつしない空間

自分の足音さへ
ぼくは少し怖くなった。

部屋に入ると薄暗く
大きなベッドがとても印象的だった。



ソファに小さな冷蔵庫
ポットにコップ、
「少し広いビジネスホテル」という
印象だった。



ぼくが部屋を見渡していると
『鍵しめてー」
と彼がぼくに言うので

入って来た扉を見て
ドアノブの鍵を閉める。
そして靴を脱いだ。




荷物を置いて
ぼくがソファに座ろうとすると

ベッドに座っている彼が
ぼくの方を見て

彼の座っているベッドのすぐ横の布団を
ポンポンと叩いてニコッとしていた。



『こっちにおいで』と彼に言われて
ぼくは彼の横にチョコンと座る。




彼の横に座るも
ぼくは見慣れない初めての景色や
この状況に緊張をしていて
どうしていいのか分からなかった。



すると彼は
ぼくをそっと優しく
抱きしめた。



ぼくも彼を抱きしめて
少し震えていることが
彼に伝わった。



そしてぼくたちは
抱きしめ終えると
向き合った。



『もしかしてホテルは初めて?
そんなに緊張しなくても大丈夫だよ』

彼がぼくにそう言う。




初めてであること、
緊張していたことを
彼に見透かされていたと分かり
ぼくは少し恥ずかしくなり

そして彼の
「大丈夫」の言葉に安心して
ぼくは緊張がほぐれて
彼にたくさん話をした。




『実は来たことがなくて
部屋の中が意外と広くて
びっくりした!

それに受付がなかったり
なんかすごいよね!

しかも窓がなかったり
ベッドの上の方に
いろんなボタンがあったり
なんか色々とすごい!』


そうぼくが言うと
彼はお腹を抱えて笑った。




『確かに色々と
すごいところはあるけど
そんなに真剣に「すごいすごい」
言われると笑っちゃうよ』



いつの間にかぼくと彼
楽しい雰囲気になり
彼に色々と説明をしてもらった。




お風呂を見て
『ジャグジーって初めて見た!』と
ぼくが言うと彼が笑い、

彼は
「冷蔵庫の中に入っているものは
水以外お金がかかるからね」と
説明をしてくれたり、


ぼくが一番気になっていた
ベッドのボタンを
ぼくが分からずに押して

音楽がなったり
照明の明るさや色が
変わることに

『すげー!これすごい!』

とぼくがはしゃぐ姿を見て
彼は微笑んでいた。


気づけば時間は
部屋に入ってから
30分ほど経っていた。

再びぼくと彼はベッドに座り
彼がぼくの方を向き抱きしめた。



ぼくも彼を抱きしめて
そのままベッドに横になった。



ぼくが彼の顔を見つめて
彼がぼくの顔を見つめる。




彼がニコッとして
次の瞬間
ぼくのくちびるに…

彼はキスをした。





ぼくも彼のくちびるにキスをして

『実は前からこういうことを
してみたかったの』と
ぼくは彼に伝えた。



『ぼくもだよ』と彼がぼくに伝えて
ぼくのくちびるにキスをする。




彼のシャンプーの香り
彼のくちびるの柔らかさ
抱きしめている彼の温かさ

どれもがぼくにとって
幸せだった。




キスが終わり
ぼくのモノは大きくなっていて
窮屈さを感じていた。


すると彼は
『じゃあお互いに
準備をしてこよっか』

そうぼくに伝えた。




だけどぼくは
我慢ができなくて

彼に再びキスをした。



優しくやさしく
彼を守るようにくちびるに触れて、

気づけば
舌を入れて絡ませて
気づけば息が乱れていた。



ふと我に返り
『急にごめん』と彼に伝え

彼は
『ううん、大丈夫だよ!
じゃあ準備をしようか』と言って

彼はジャグジーのある部屋に
消えていった。




シャワーの音が部屋に漏れるなか
ぼくはドキドキしていた。

それと同時に
大きくなったモノが熱くて
少し痛かった。



10分ほど経ち
準備を終えた彼が出てきた。



パンツ一枚の姿に
見惚れていたが
ぼくも風呂に行き

身体や熱くなったモノを洗った。



ぼくもパンツ一枚の姿になり
ベッドに座る彼の横に座った。




そしてぼくたちはキスをした。


〜つづく〜

※この物語は半分フィクションです


続きを
お待ちください♪(*´꒳`*)



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