「略奪愛」2〜ぼくが彼を奪い、彼がぼくを奪った〜

〜前回の話〜


ぼくは恋人がいて
付き合いも長い。

ぼくは彼とSNS出会う。

彼とメッセージをして
次第に仲良くなり
食事に行く。


緊張しているぼくを
彼がリードして会話をする。


二人でいる時間が楽しくて
つい、時間を忘れてしまった。

下のリンクから前回の話が読めます

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登場人物

ぼく
・ぼくの恋人
  ↓
付き合って10年・同棲中


・彼の恋人
  ↓
付き合って12年・同棲中


2.ぼくと恋人



彼との食事のあと
電車に乗り最寄駅に向かう。



『電車は何分に駅に着く?』
ぼくの恋人からのLINEだ。

『24:30には着くよ!どうして?』
ぼくは恋人に返信をするが
恋人からは返信がなく
LINEは既読にならなかった。


最寄駅に着き
改札を抜けるぼく。

周りに人は誰もいないせいか
壁にもたれ掛かっている
見慣れた姿にぼくは近寄った。


そう、
それがぼくの恋人だ。



ぼくが恋人にLINEをしてから

恋人が部屋から駅まで行くには
走ってこないとぼくの到着には
間に合わない距離だ。



『きっと走ったに違いない』

ぼくはそう確信していたが
恋人に『急いで来た?』と聞いても
『ううん』と答える。

さらに恋人は
『心配して来たんだよ』と
ぼくに言った。

☆ぼくの恋人の好きなところ☆

・ぼくのことを好きなところ
・ぼくの身を案じているところ
・絶対に急いで来たのに平然な顔をしているところ
(でも汗をかいていたので、それを隠せないところ)
・優しいところ

「『心配して来たんだよ』って
おれは子供じゃ…

ううん、来てくれてありがと。」


ぼくを心配してくれて
来てくれたことに
ただ嬉しかった。


いつもの
ぼくの意地っ張りも
今日ばかりは素直に
彼に感謝を伝えた。



ぼくたちは
手をつないで
二人の部屋に帰った。



そんなぼくたちの
夜の出来事だった。



ポケットで
震えて光るケータイに
ぼくは気づいていたが
今は二人の時間を楽しみたかった。


〜つづく〜

※この話はフィクションです。


みなさんこんにちは!
著者の「うし」です🐮

今回は恋人との関係を少し書きました。

「初めて会った友達よりも
やっぱり恋人との時間が大切」

そんな内容になっているかな?と思います。

この先
ぼくを揺るがす
出来事が起こります。




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