〜前回の話〜
ぼくの恋人は
ぼくの帰りが遅いことを心配して
最寄駅まで走ってきてくれた。
恋人はぼくのことを
・大切に思ってくれる
・心配してくれる
・好きでいてくれる
そんなところがぼくは好きだ。
そしてポケットで震えて光っている
ケータイより恋人との時間を
ぼくは大切にした。
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登場人物
・ぼく
・ぼくの恋人
↓
付き合って10年・同棲中
・彼
・彼の恋人
↓
付き合って12年・同棲中
3.彼からの誘い
ぼくの恋人のことを説明する。
ぼくは恋人とSNSで出会い
優しいところに惹かれて
ぼくから猛アッタクした。
「君が好きです。
ぼくと付き合ってください」
今となっては
懐かしい10年前の記憶。
そしてぼくと恋人は
現在、一つの部屋で暮らしている。
恋人は優しくてぼくを好きで
ぼくも恋人のことが好きだ。
なにひとつ
不自由なことも不安もなかった。
でもひとつ
ぼくたちが抱えているものがあった。
『セックスレス』
付き合った当時は
毎日、飢えた獣のように
ぼくは恋人に襲いかかっていた。
次第にそれも収まってきて
ぼくたちはセックスレスになった。
3年付き合ってからなので
今年で7年、
ぼくはも誰ともセックスをしていない。
このことを
恋人に聞いたことはないし、
いつ性処理をしているのかも
聞いたことはない。
ぼくはといえば
彼が夜に仕事でいない時に
一人でオナニーをしている。
一人で気持ちよくなって
満足な一方、
虚しさが時々ぼくを襲う。
だからといって不満はなかった
はずだった…
彼と知り合って半年が経ち
冬がやってきた。
彼と半年前に
初めて会ってから
月に2度ほど
食事に行ったり買い物したり
ドライブしたり夜景を見に行ったり
様々なところに出かけた。
なんだかお互いに
昔から知っていたかのように
仲良くなり
仕事のことや
お互いの恋人のこと、
悩みを打ち明けるほどの
仲になっていた。
そんな時に彼が
ぼくに言った。
「実は僕も恋人とはセックスレスで
8年ほど誰ともセックスしてないのよ」
さらに言った。
「もしよかったら
僕としてみる?」
その彼の言葉にぼくは驚き
ぼくの心臓の鼓動が早くなる。
『ここで「うん」と言えば
彼とエッチなことができる』
『でもぼくには恋人がいる。
もちろん彼にも恋人がいる。
お互いの恋人に悲しい思いをさせる。
だからダメだ。』
そんなことが頭の中を
グルグルと回っているのだが
思考に反して
ぼくのモノは
大きくなっていた。
『ぼくは…ぼくは…』
ぼくは言葉を絞り出すように
彼に言った。
「誰にも…バレないかな?」
彼はぼくに言った。
「うん。
お互いに誰にも言わなかったら
絶対にバレないから。
だから大丈夫。」
その彼の言葉に
安心したと同時に
大きくなっているモノに
改めてぼくは気づいて
いつからかぼくは
彼と「こうなりたかった」と
心の底で思っていたことに
気づいてしまった。
『もし彼の裸が見れたら』
『もしも彼を抱きしめられたら』
『もしも彼とエッチができたら』
いつからそう思っていたのか
自分でも分からないが
きっとずっと誰かしらには
「性欲」を抱いており
その対象が彼になったのだ。
ぼくは彼に言った。
「今から行こっか」と。
彼はぼくに言った。
「うん、ぼくらなら大丈夫」と。
ぼくは
彼の「大丈夫」の言葉が好きで
心の底から「大丈夫なんだ」と思い
安心しきっていた。
そして僕たちはホテルへと向かった。
〜つづく〜
※この物語は半分フィクションです
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