新しい恋を探して10

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うっし

「二日目の始まり」




ぼくたちは
再び車に乗り込み
東京へと向かった。



最終目的地は
ぼくの部屋だが
次はどこへ行くのか。



天気は晴れ
ぼくたちはお互いに
会話が途切れることなく
穏やかな雰囲気で車内を過ごした。







うっし

「ラーメン屋さん」




東京都に入り
ぼくの名前の知らない土地に降り
下道を少しばかり彼の運転する車が走る。



お昼頃になり
お腹が空いてきた頃のこと。



「着いたよ」と彼が言った。



券売機でラーメンの
チケットを買って店主に渡し
運ばれてきたラーメンを
横並びにぼくたちはズルズルとすすり食べる。



美味しくて
初めて2人でラーメンを
食べたことに楽しくなった。



そうしてまた1つ
ぼくたちの「初めて」が増えた。







うっし

「友達の実家」




「着いたよー!」
と彼はぼくに言った。



そこには一軒の家があり
表札には彼の苗字が書いてあった。



「大学の後輩ってことにしといてね」
と彼がぼくに伝えて
ぼくは後輩役に抜擢された。




家に入ると
彼の母親が出てきて
「大学の後輩だよ」と彼が
ぼくを母親に紹介した。



ぼくはニコリと笑って
愛想よく振る舞い
ぼくたちは彼の部屋へ行った。



「親にクリスマスは帰るって
 言ってたから寄らせてもらってね」
と彼がぼくに伝えた。



旅の疲れもあってか
数時間ぼくたちは
彼の部屋でのんびりと昼寝をした。







うっし

「クリスマスソング」




ぼくが目を覚ますと
部屋には誰も居なくて
少しすると彼が部屋に入ってきた。



「ちょっと行こっか!」
と彼はぼくに言って
ぼくたちは車に乗り込み
イトーヨーカドーへ向かった。



どうやら彼の母親から
「クリスマスケーキを買ってきて欲しい」
と伝えられてたそうだ。



ぼくと彼は車の中で2人
洋楽の有名どころの
クリスマスソングを聞いていた。


イトーヨーカドーの
立体駐車場は混んでいたため
アルバム1枚ぐらい余裕で聴き
ぼくたちは少し疲れていた。



そしてケーキを買って帰ると
彼の母親は喜んだものだから
甲斐性ありと感じ
ぼくたちは満足した。






おまけ


ふたりで初めて見る景色や
初めてすることがとても新鮮で楽しくて
幸せな時間を感じるぼくたちでした。


次回は最終回です!
ぼくの部屋にたどり着いたぼくたちは
どういう結末を迎えるのでしょうか…


お楽しみにお待ちください( ´∀`)


応援よろしくお願いします!(´∀`)♪

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