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研修の疲れて
夜行バスの中では
ぐっすりと朝まで眠っていた。
起きて少しするとバスは
朝に愛知県に到着した。
電車に乗り最寄駅に到着し
彼と住む部屋に帰ったぼくは
研修のことや
企業を紹介してもらった
面談のことを彼に話したが
ケンカをしたくないので
シェアハウスのことは話さなかった。
彼は
「おかえり!これでようやく
ひと段落つきそうだね!」
とぼくに言った。
「うん、ようやくだよ。
これで就職決まりそうだからさ
先に東京で待ってるね」
とぼくは言う。
そして
このぼくの
『東京で待ってるね』の言葉が
叶うことはなかった。

☆☆☆
帰ってから1週間後
ぼくは面談のために再び東京へ行き
紹介された企業へと
研修担当者と赴き話をした。
面談は楽しく話して終わり、
仕事内容も経営理念も納得した上で
ぼくは12月から就職することとなった。
(約2週間後です)
そしてぼくの
この時の笑顔が
泣き顔に変わるような
地獄の日々が待っているとは
この時は思わなかった。

☆☆☆
ぼくは
研修から就職まで目まぐるしくて時間も無く
そして貯金もなかった。
(奨学金を返していたから余計に)
なのでぼくは
会社の社宅に住むことにした。
荷物は段ボール2箱、
あとは自分のカラダ1つで
彼と住む部屋を笑顔で飛び出した。
部屋を出る前に彼を抱きしめて
東京に行くワクワクもあるけれど、
やっぱり
好きな彼と離れることは辛く
お互いに強く抱きしめた。
キスをして手を振られて
ぼくは玄関を出て
電車と夜行バスに乗り
東京へと旅立った…

☆☆☆
「上京へ」シリーズは
今回で終わりです!
次回からは
「東京」シリーズスタートです。
予告!
ぼくは憧れの東京に
住み始めた。仕事を始めた。
会社と社宅の往復
休日にはシェアハウスに行き
ぼくは彼と離れてから
人生を謳歌していた。
少しずつ
彼の存在が薄れる中
ぼくはある人を好きになっていく…
バイオレンスあり
セックスあり
浮気あり
略奪愛あり
東京で繰り広げられる
ぼくの人生を変えた4ヶ月が
今始まります…

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