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「人生の選択」
テストが始まり
問題と解答用紙が
前から後ろへと回っていく。
3教科を10分休憩を間に挟み
テストしていく。
ぼくは問題を解いた。
今後の事を考えた。
Bくんの居ない日常を。
ぼくは問題を解いた。
今後の事を考えた。
3年生になれば
Bくんと離れるかもしれない。
ぼくの頭の中には
Bくんがいっぱいに溢れていた。



「ぼくの選択」
3教科のテストが終わり
後ろからテストを集めていくのだが
1教科目からぼくは
解答欄全てを「白紙」で提出した。



「おい、うっし…」
解答用紙を集めているクラスメイトに
そう言われたけど
ぼくは人差し指を立てて唇に当てた。
(これはナイショね、と)
そしてぼくはBくんと同じクラスを選んだのだ。



「選択がぼくを苦しめる」
自分で選んだ選択にも関わらず
選抜テストが終わってから
ぼくは後ろめたい気持ちになっていた。
なんせ、
このことは誰にも言えないから。
きっと今になって思えば
どちらを選んでも苦しかったのだ。



「季節は春になる」
「あ、落ちてもたわ」
ぼくはあたかも、
テストの結果が悪くて
落ちたかのように周りに振る舞った。
友達には嘘をついていた。
気付けば3月になり
友達とは離れ離れ。
だけどBくんとは一緒のクラス。
そして季節は春を迎える。
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