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「やっと見つけた」
彼女との別れの一部始終を
相談室の先生に話した。
そうすることで
自分のアイデンティティが見えてきた。
『ぼくは男の人が好きなんだ』ということ。
そして先生に
『やっとアイデンティティの
骨組みができたね』
と言われ
ぼくは自分のことを
認識できてとても嬉しかった。
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「ぼくは…」
ぼくは男の人が好きだ。
恋愛対象として
男の人が好きだ。
今まで自分と向き合えず
モヤモヤとして見えなかったが
彼や彼女
相談室の先生のおかげで
やっとハッキリと分かった。
そのことが
どんだけ嬉しかっただろうか。
『男の人が好きだ。
好きになっていいんだ』
という
1つの事実に
ぼくは自分の中に
揺らがない芯ができたように思えて
それは自信に繋がっていった。
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「友達に伝えた」
バイト先の友達であり
同じ大学に通い
仲良くしている友達くんには
以前から
(先生にカミングアウトした後ぐらいから)
ぼくに彼氏が居ること
(今は居たこと)
を伝えていた。
その友達には
相談室で先生と話して
ぼくが男性を好きとわかった後に遊んだ時に
『ちょっときいてよー!
ぼくな男の人が好きなんよー!
やっと分かって嬉しいわ!』
と自転車に乗りながら
友達に大声で伝えた。
大声で伝えたいほど嬉しくて
視界がパッと明るく開けたよう思えた。
おしまい。
おまけ
55回続いたこの長いお話もついに終わりました。
高校生の時から大学4年生まで書き綴り
今年の春から書き始めたから
約半年ぐらい続いたのかな…
(途中はお休みして申し訳ないです)
皆様には毎回読んでいただき
Twitterのリプでコメントをいただき
嬉しく、楽しく、励みになりました!
本当に本当に
いままでありがとうございました(´∀`*)
自分が「男性が好き」と分かった時は
本当に嬉しかったんです。
今まではモヤモヤとしていたことが分かって
視界のモヤが晴れたような気がしたんです。
だからきっと、
高校生の時に片思いをしたことも
彼と付き合い、彼女と付き合う期間も
全部が自分を作るための
大切な要素だったのかなと思います。
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次回予告
「男の人が好き」と分かったぼくだったが、
出会いの方法がわからなかった。
そんな時に
ある男性と出会う。
大学卒業を控えるも
就活がうまくいっているとは言えず、
このままどうなってしまうのか!
大学4年生のぼくは
ターニングポイントを迎えます。
では次回をお楽しみに!
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