うっし
「驚いた彼の顔」
自転車を漕いで
2時間経たないほどで
彼の部屋に着いた。
彼は
ぼくが部屋に来たことに驚いた。
「え、なんでここにおるん?」
びっくりした彼。
「会いたくて来た!
自転車漕いできたんやで!」とぼく。
彼は喜ぶよりも
驚いたような心配したような
表情になっていた。
ぼくは自転車に乗り
少しの冒険をして
疲れていた。
ぼくは翌日に学校があったため
目覚ましを5時にセットして寝た。
そして寝坊の日々
先生に怒られ
友達に呆れられる日々が
スタートしたのだった。
「現実と理想のギャップ」
学校が終わればバイトがある
翌日には学校がある。
でも彼に会いたい。
しかしながら
バイト終わりに
彼の部屋に行っても寝るだけ。
寝て起きたら
学校に行かなければならない。
でも、それだけでいい。
現実はなかなかにハード。
理想を叶えるのは難しい。
学校に遅れずに行って
バイトをして彼の部屋に行って
朝起きて学校に行って…
この理想のためには
体が保たないと思う。
だけど、
そんなことは関係ない!
そんな気持ちだけが
ぼくの体を突き動かした。
「走れ!ぼくの気持ちと自転車!」
今日もぼくは
自転車を南に走らせる。
星が輝く日も
雨が降る日もどんな時も。
そして大学の授業の
一限目に行けないことが増えてくる。
先生から心配されたり
友達からも心配される事が増えてくる。
しかし、
そんなことはどうだっていいのだ。
なぜなら、彼に会える!
それだけでぼくは
安心して生きていけるのだから。
そして季節はまた春を迎える。
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