前回までのおはなし。
君がぼくの初めて1 〜アイデンティティの形成11〜
https://ushinokoi.com/love-story-15-2/ 初めはただのクラスメイト。暑い夏を共に過ごし雪の降る冬の季節を一緒に越してそして2人で春を迎えた。これはぼくと彼の付き...
うっし
「仲良くなっていく」
お互いに友達だと認め合えた
お祭りの日から時間が経ち
10月になった。
Mくんは1人で通学しているため
ぼくはメールで
「月曜日から
一緒に学校行かへん?」
と誘ってみた。
「ええでー!
7時50分に家の前で
待っててー(´∀`)」
と返信が来た。
彼の家は
帰り道に一度
一緒に帰っていたので覚えていた。
そして僕たちの通学が始まった。
「なんだか落ち着くな」
二人の通学が始まって
ぼくは気付いた。
「彼の後ろを自転車で走ってると
いい匂いがする」と。
どうやら彼は
朝シャンをしているため
ドライヤーで髪を乾かしたら
すぐに家を出るそう。
だから
彼の後ろを走るぼくには
良い匂いがする。
時には
ギリギリ遅刻になりそうだったり
二人で思いっきり遅刻をしたり
シャンプーの良い匂いと
彼との通学やメールを繰り返すうちに
僕たちは仲良くなっていった。
「休み時間に寝る姿」
学校で
「毎日」と言っていいほど
昼食のお弁当を食べ終えると
彼はいつも寝ていた。
筆箱にタオルを敷いて
それを枕がわりにして寝ていた。
ぼくが彼の前の席に座り
音楽を聞きながら寝ていた彼の
片耳のイヤホンを取って自分の耳に付けた。
のちにケツメイシにハマります笑
途中で彼が起きて
ぼくは、
おはよう!
と彼に言った。
彼もぼくに
「おはよ〜😴」
と眠たそうな顔で言う。
そんな日を何度も繰り返し
二人の穏やかな日々が続いた。
「いざ、神戸へ」
「スイーツパラダイスに
行こ!」
「なにそれー?」
「デザートの食べ放題の
店なんやって〜」
「なんかそれはすごいなぁ
行ってみるかー!」
という事で、
僕たちは少し足を伸ばして
神戸まで出かけることに。
このお出かけをきっかけに
2人の「友達の距離」が
近づくことになります。
つづきます。
コメント