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初めはただのクラスメイト。
暑い夏を共に過ごし
雪の降る冬の季節を一緒に越して
そして2人で春を迎えた。
これはぼくと彼の
付き合うまでのおはなし。
今回は高校3年生のぼくが
初めてのお付き合いに至るまでを書いていきます。
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「どこか気になる」
高校3年生になり
ぼくはBくんと同じクラスになった。
毎日がBくんに夢中だったのに
片思いの気持ちが薄れてきたぼくは
ある人の事が気になっていた。
「気になる」とは単純に
興味を惹かれたということで
(決して恋愛的な意味ではない)
いつの間にか
「友達になりたいな」と思うようになるのだった。
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「寝る子は育つ」
ある人とは
クラスメイトのMくん。
僕の席の2つ右隣の
2つ前の廊下側に彼は座っていた。
座っていたというか
だいたいの授業と休み時間に
彼は寝ていた。
ホントによく寝るから
なんだか見ていて心地よかった。
(いっぱい食べる人を見てると
気持ちいいのと似てるのかも)
そんなMくんの事をいつの間にか
「友達になりたい」と思った6月過ぎだった。
ぼくは前の席にいる友達に
(3年生から新しくできた友達)
Mくんのメルアドを聞いた。
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「頻繁にメールをする友達」
「初めまして、うっしと言います。」
その文章から
ぼくたちのメールは始まった。
見たテレビ番組や好きな音楽など
いつも他愛無いメールをしていて
いつの間にか
毎日メールをするのが習慣になっていた。
徐々に休日に遊ぶほどの仲になり
ぼくたちはお祭りに行くことにした。
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「お城祭り」
ある日のこと
ぼくはMくんにメールを送った。
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「今度な、お城祭りが
あるから行こうよ?」
とぼくが送った。
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「うん、ええでー😸」
と彼が返信をした。
二つ返事でお祭りに行くこととなり
当日を迎える。
お祭り当時
ぼくたちは駅前からお城に続く
大通りに出た沢山の出店を見ていた。
特にお城前には広場があるのだが
そこでは音楽に合わせてダンスが披露され
歩き疲れたぼくたちは
テーブルに飲み物を置き時間を忘れて見ていた。
ぼくが行ったのは15年前になります笑
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「ぼくたち友達やんな?」
その日は
2人で居る時間が楽しくて心地よくて
いつまでも歩いていた。
遅くなると親が心配するため
21時を目処に解散することにした。
時計は21時を目指し
ぼくたちが家を目指す途中のこと。
公園に立ち寄りベンチに座った。
そしてぼくは
自然と溢れた言葉を伝えた。
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「ぼくたちって
友達やんな?」
メールを始めてから仲良くなり
頻繁に連絡を取り合うようになり
ぼくは確認したくて伝えた。
すると
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「うん!
おれら友達やでー!」
と言ってくれた。
そのことが嬉しくてうれしくて
その日は心が踊っていた。
(お祭りの余韻もあったのかも笑)
つづきます。
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