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「就職プログラム」が決まり
彼に報告すると
「頑張ってきてね!」と応援された。
ちなみにだが
ぼくたちの目標は
「東京で一緒に暮らすこと」だ。
彼は東京出身で実家も東京にある。
なので彼は
東京に戻ることを
ずっと考えていた。
そしてぼくたちは
「東京」を目指していた。
☆☆☆
「就職プログラム」の研修で
東京に1週間滞在となると
泊まり先をどうしようかと思う。
ホテルに泊まるにしてもお金が掛かり
仕方ないと思うが
他に何か方法がないかと考える。
そこでぼくは
友達が「シェアハウス」で暮らしてると以前聞いて
「その友達に聞いてみようか」と思った。
友達に連絡して
「シェアハウスのみんなに聞いてみるよ」
と友達がぼくに言ってから数日後、
「泊まりに来ても良いよー!
みんな大丈夫だって!」と連絡が来た。
滞在先が決まり
ぼくが東京の研修に行く準備が揃った。
ぼくはこれから待つ未来にワクワクしていた。
『きっと、大学を卒業してから抱えていた荷物を
下ろすことができる。解放される』と思うと
夜も眠れなかった。
(友達は正社員、ぼくはバイト
という関係に対して
贔屓目を感じて距離を置いていたことです)
そして東京に行く日になり
ぼくは彼に見送られて玄関をでた。
☆☆☆
夜になり
見慣れた風景の慣れた乗り場に行き
夜行バスに乗車する。
「いよいよ明日から
何かが変わる第一歩が始まる」
そう思うとドキドキしていたが
いつの間にか眠っていて
気づけば
窓の外が明るくなっていた。
新宿。
何度か就職活動で来た
いつもと同じ降り場。
辺りには通勤ラッシュの人たちが
足早に会社に向かっている。
そんな大群にぼくも紛れ
目的地である企業に向かった。
いよいよ
「就職プログラム」が始まる。
そしてぼくの運命が
大きく動き出した。
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