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暴力は日に日に
エスカレートしていった。
エアガンで遠くから撃たれたり
足に直接銃口を付けて撃たれたり。
「痛い」はずなのに
顔色を変えずに
「痛くないです」とぼくは言って
上司を喜ばせたり
何も感じないように
心を動かさないようなに
過ごしていた。
初めて入った給料に喜ぶが
「メシ行くぞ」と上司に言われて
上司のご飯やお酒ためにお金は消えていった。
そんな中でのぼくの支えと言えば
A君とのやりとりや
週末にシェアハウスに行くこと。
食べるとほっこり、心が温まりました。
その時間があるからぼくは
仕事も頑張れた。
休日になり社宅を飛び出し
いつものようにシェアハウスに
朝から晩まで居た。
そんな中で
シェアハウスの友達が
「そういえば仕事はどんな感じ?」
とぼくに聞いてきた。
それが全ての終わりだった。
☆☆☆
ぼくは友達に言った。
「仕事は順調よー!でも怒られる事が多くて
時々竹刀で叩かれたりしてる」
「竹刀で叩かれてる?どゆこと?」
友達がぼくに言った。
「怒られたら竹刀で気合い入れるために
肩を叩かれたり、エアガンで撃たれたりしてるよー」
ぼくは自分がおかしいことを
言ってることに気付かない。
「それってさ、その会社やばいよ」
友達のひとこと。
「え?そうなん。なんか変なんかな」
ぼくは言った。
「普通に暴力だし、
警察沙汰になってもおかしくないよ」
その友達の言葉でぼくは気づいた。
「え?警察沙汰?これはおかしい?
言われてみればおかしい」と。
今まであったことを
時系列に並べて伝えた。
「暴言いわれて暴力振るわれて
それでもがんばろと思って、
それが社会人なんだと思って…」
ぼくの肩が痛かった
ぼくの頭が痛かった
ぼくの臀部が痛かった。
ぼくは会社での日々を振り返り
自分自身が傷ついたことを
今になって認識した。
そしてぼくは涙が溢れ泣き出して
涙が止まらなかった。
「ぼくの心が傷ついても見ないふりをして
自分をないがしろにしていた」
いつの間にか傷ついて
壊れていた心があった。
やっとそれに
気付くことができた。
でも遅かった。
☆☆☆
泣き止んだぼくは
シェアハウスの友達に
「これから、どうしよう。
急に怖くなって、会社に行きたくない
上司に会いたくない」
と伝えた。
友達は
「とりあえず身の安全が第一だから
会社から離れた方がいい」
そうぼくに言った。
ぼくはその時に決めた。
「会社を辞めよう」と。
そしてぼくは
すぐさま行動にでた…
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