![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_8708-e1649049314932.png?fit=300%2C188&ssl=1)
🌸この記事で分かること🌸
・片思いのドキドキとした気持ち
・好きな歌のきっかけ
・一つのイヤホンをシェアーすること
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png)
『ぼくが
中学生の時のはなし』
誰かを「好き」と思う気持ちや
性別を意識する前の純粋無垢な当時のぼくは
ある先輩のことが気になっていた。
今思い返すと
きっとそれは「好き」の気持ちで、
陰ながらに思いを抱くことしかできなかった
ぼくがそこにはいた。
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png)
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png)
![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png?resize=80%2C80&ssl=1)
『温かい気持ちに包まれた』
ぼくは中学生のとき
「バレーボール部」に入っていた。
入学時には部活のことは何も考えておらず
幼稚園・小学・中学と一緒になった幼馴染に
「一緒に部活に入らん?」と誘われて
バレーボール部に見学に行き
入部することになった。
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2023/05/chandan-chaurasia-tAcoHIvCtwM-unsplash-1024x683.jpeg)
![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2023/05/chandan-chaurasia-tAcoHIvCtwM-unsplash.jpeg?resize=1024%2C683&ssl=1)
顧問の先生は竹刀を持って強面で
練習も指導も厳しく
練習量に比例してぼくは痩せていった。
(それまではぽっちゃりだっだんです)
練習が厳しく力を入れていることもあり
遠征や合宿を頻繁に行っていて
そんな遠征帰りの車の中で
A先輩の隣に座った時のこと。
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_8867-150x150.png)
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_8867-150x150.png)
![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_8867.png?resize=80%2C80&ssl=1)
うっし、音楽聴く?
隣にいた先輩はそう言うと
イヤホンの片耳をぼくに渡した。
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2023/05/rupixen-com-3I41s9-BMro-unsplash-1024x683.jpeg)
![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2023/05/rupixen-com-3I41s9-BMro-unsplash.jpeg?resize=1024%2C683&ssl=1)
「これは先輩の好きな歌だ」
聴くと同時に
ぼくはに気づいた。
というのも、
遠征や合宿に行く際には
部員の親が車を出しており
もちろん、
先輩の家からも車がでることがある。
その際に先輩宅の車でよくかかっていた歌が
今まさに、ぼくの耳に流れているものだ。
遠征や合宿に行くたび、
それが先輩とぼくの「当たり前」になった。
先輩の隣で歌を聴くたびに
温かい気持ちに包まれて
車が目的地に到着するころには
少し寂しい気持ちになっていた。
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png)
![](https://ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png)
![](https://i0.wp.com/ushinokoi.com/wp-content/uploads/2022/04/cropped-IMG_8708-e1649121479768-150x150.png?resize=80%2C80&ssl=1)
『きっと好きだったんだ』
「楽しみが長く続くはずはない」
そんなことは知らずに
先輩の引退試合の日がやってきた。
試合が終わり
その日の帰りの車内でも
ぼくは温かさに包まれていたのだが、
打ち上げの際に気づいてしまった。
「先輩と一緒に居れるのも
今日が最後なんだ」と。
急に寂しくなったのだが
自分の気持ちが追いつかなくて
当時は「寂しくなるな」ぐらいに思うだけだった。
僕が先輩と先輩学校の廊下ですれ違ったり
時々、先輩が部活に顔を出したりして
ただそれだけで嬉しかった。
毎日会えないと
距離が遠くに感じる時があり
嬉しいと寂しいを繰り返しているうちに
先輩は卒業していった。
今になって思い返すと、
一緒に居れて嬉しい気持ちや
楽しい時間が終わる時の寂しい気持ちは
きっとぼくが
先輩を好きだったからなのか?
と思う。
頭で考えるよりも心で感じ取る
純粋無垢なぼくの中学生の時のはなしでした。
コメント