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うっし「太陽は昇る」
気付けばいつの間にか
朝になっていた。
「おはよー」と
隣の彼にぼくが言うと
彼も「おはよう」と挨拶をした。
彼はこれから
実家に帰って
そこから車で
三重県に帰るとのこと。
ぼくは電車で
途中まで送ることにした。
うっし「憧れのシチュエーション」
電車に2人乗ると
休日たらしめるように
乗客が少なく
サラリーマンの姿はない。
新聞を
大きく広げるおじいさん
お出掛けをする母に小さな子供
時間がゆっくりと流れていた。
ぼくは彼のとなりに座ると
彼はカバンからイヤホンを出した。
「これ、聞いてみて？」
とイヤホンの片方を渡してきた。
聞き覚えのないメロディーに歌声。
「これなんてグループなの？」
とぼくが聞くと
「さうんどすけじゅーる」
と彼が言った。
（sound schedule 略してサウスケ）
真剣に聞いていると
彼はもう片方のイヤホンも
ぼくに渡してきた。
ぼくは終着駅に着くまで
彼の優しさに包まれて
心地よく電車に揺られていた。
うっし「2人それぞれの道を」
駅に着くとぼくは
「またね」と伝えて
彼を見送り
再び電車に乗って
ぼくの住む街まで
電車に揺られて帰った。
車内から見る
移りゆく景色を見ながら
昨日のオフ会から今日までのことを
ゆっくりと思い出していた。
優しくされて
離したくないと思って
二人で夜を越えて
朝の電車で彼を見送って。
ぼくの心はいつの間にか
ドキドキとしていて
それと同時に温かさに満ちていた。
おまけ
平日と違って
休日はとても穏やかな電車の中で
ほのぼのとした時間を過ごしました。
それに
よく恋愛ドラマで見た
あのシチュエーションですよ！！
片方のイヤホンを2人で聞くやつ！笑
自然とそういうことを
されたので
とても嬉しかった、
というか
ワクワク？しました笑
きっとそれは
彼だったからなのでしょう！笑
そして次回は
ぼくがまたもや
積極的なアクションを起こします。
さてどうなるのでしょうか…
お楽しみにお待ちください( ´∀｀)
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