「安心も束の間」
彼からはTシャツとお菓子を
お土産としてもらった。
豆みたいなキャラクターの
チョコレートがいっぱい袋に入ってたり
甘いガムが入ってたりした。
(外国のものはめちゃ甘い!!)
甘いものには当分困らなかった。
そして彼は急に
「じゃあお土産も渡したし帰るわ」
とぼくに言った。
ぼくはそんなこと
一言も聞いてなかった。
聞いていなく、
泊まっていくとばかり思っていた。
彼は
お土産渡したら
すぐに帰るつもりだった
と言った。
そして
お互いにギクシャクする。
「絶望感から生まれた言葉」
彼は荷物を持って部屋を出て行った。
先ほどまでは
温かさで溢れていたぼくの部屋が
一瞬にして音一つしない
ぼくにとっては
苦しく悲しい空間になってしまった。
「なんで行ってもたん。
今日は一緒じゃないん?
わけわからん、なんで、なんで、
もうわけわからん!」
ぼくは叫び出したいぐらい
苦しく死にたい気持ちになった。
そして彼に
「泊まってくれないなら死んでやる」
とメールを送ってしまっていた。
「度が過ぎた」
ぼくは
言ってはいけないことを
言ってしまったと思った。
そんな事を思いながらも
心の中では
「彼が悪いんだ。
何も言わなかったし。」
なんて思いながら
床に座っていた。
すると玄関のドアが勢いよく開いて
彼が入ってきてぼくを抱きしめた。
「死ぬとか言わんといて、
心配するやん」と。
そして
ぼくと彼は
冷蔵庫のケーキを食べました。
「現実味が去っていく」
結局その日は
彼はぼくの部屋に泊まり
一緒に寝て
温かな幸せを噛み締めました。
そして翌日になり
彼は実家へと帰って行った。
そして1週間ほどすると
再びアメリカへと行ってしまった。
再びぼくたちは
離れ離れの生活になってしまい
ぼくの心にはまたもや
ポッカリと埋まらない穴が開いてしまった。
おまけ
やっと会えて幸せな時間を過ごしたのも束の間。
急に「実家に帰る」とか言われたら
「はぁ?なんでやねん!」ってなるよね笑
なーんだか
こういう「言った、言わなかった」での
トラブルが絶えなかった気がする。
(留学に行く件もそうだけど)
もっとお互いに
お互いのことを話していたら
変わっていたのかもしれないけど、
それは色んな人との時間や
恋愛を通して培っていくのかなと
今ならそう思います。
だって当時はほんとに
世間知らずの子供?だったので笑
そしてぼくと彼の話の
着地点はどこなのかな…
次回をお待ちください♪
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