「普通」ってなんだろう
今回は小学5年生から
高校1年生にかけての話。
ぼくが「男性を好き」と認識するまでには
まだまだ時間がかかります。
それまでは
「男性が女性を好きになって
女性が男性を好きになる」ことが
「普通なんだ」
「当たり前のこと」なんだと思っていた。
それに「好き」の気持ちが
ぼくにはよく分からなかった。
そんな時の話です。
幼馴染について
ぼくが小学5生の時のこと。
ぼくは小学生の時から
家の近所に女子友達がいた。
つまりは幼馴染というもである。
時々、幼馴染の家に行って
スーファミの「ぷよぷよ」したり
夕方一緒に犬の散歩に行ったりしていて
仲良くしていた。
修学旅行の夜に
修学旅行での出来事。
ぼくが居た男子5人の部屋で
夜には定番の枕投げをして、
その後恋バナが始まった。
(今でも定番なのかな?)
「順番に好きな人を
言っていこうぜ!」
部屋にいた男子の一人が言い始めて
1人ずつ好きな子の名前を言っていった。
その際に僕は
幼馴染の事しか思い浮かばなかったので
その名前を口に出す。
(今考えると好きな人は
いなかったんだと思う)
その時から
「好き」の呪縛にとらわれた。
『好きの気持ちとは
なんだ?』
高校1年生の時のこと。
幼馴染からバレンタインに
チョコをもらった。
(キットカットだから義理チョコ?)
義理とか関係なく嬉しくて
数ヶ月食べれなかった。
そのバレンタインをきっかけに僕は
「いつか気持ちを告白しよう」と決めた。
メールは時々しており、
来るたびに嬉しくなっていた。
「この気持ちが『好き』なのかな?」と
なんとなくわかった。
『ぼくたちの夏色』
高校が別々なので会う機会が減り、
自然と遊ぶ機会も減った。
その代わり、
時々、夜に会う約束をして
一緒に散歩をしていた。
時には幼馴染の家の犬も一緒に歩いて、
そんな時間が楽しかった。
ある日の夜、僕たちは
「喫茶店に行こう」と
散歩中に決めた。
初めての「二人乗り」をして
僕はドキドキしていた。
ケータイで
ゆずの「夏色」をかけながら
僕たちは短い坂を下った。
(当時はガラケーでした)
当時、
幼馴染がゆずを好きだったので
僕も聞いていた。
(なのでケータイに入っていました)
そして
喫茶店に到着したのだが
すでに閉まっていた。
次回で終わります。
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