うっし
「卒業式の日」
3月の1周目に
卒業式は行われた。
ぼくの隣には彼が居て
それだけでワクワクして楽しかった。
僕たちは
肩をくっつけて卒業式の話を聞いていた。
周りには気付かれず
でもぼくたちは肩がひっつき
それだけげ楽しい時間になった。
(二人でニヤニヤしてました笑)
そして、ぼくたちは高校を卒業した。
「湧き上がる気持ち」
卒業式が終わって
ぼくは彼と歩道橋に行った。
そして彼の口から突如ぼくに
「明日、東京に行くんやわー」と言われた。
「え、なんか急すぎひん?
明日からって、そんなに早く行かんでも
ええんちゃう?」
とぼくは慌てて言った。
彼の話を聞くと
4月に学校が始まるまでには
基礎の学力(英語)を身に付けて
そして授業についていけるようにする、
だそうなのだ。
ぼくはいきなりの事に
頭がついていけなかった。
「12時の新幹線で
東京に行くからなー」と彼。
「早めに行くから!
絶対に早めに行くから!」と必死になるぼく。
「夜が更けていく」
ぼくは布団に横になりながら呟いた。
「彼が明日から東京に行って
ぼくは2週間後に埼玉に行くのか」
ぼくは推薦で埼玉の大学に行くことにして
春からは大学生になるのだ。
そして
2週間後には埼玉の
借りているアパートへ行く。
親に「早めに行きたい」と卒業式の日に説明したら
アパートは3月の中旬から入居可能とのことで
2週間後に行けることになった。
そしてぼくは「彼と離れる」
と言う事に改めて気づいた。
しかも2週間も会えないのだ。
その事が不安で仕方なく
あまり眠れなかった。
そして運命の日を迎える。
つづきます。(あと2回で終わります)
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