「声に誘われて」
止むことがない喘ぎ声と
壁に耳を当てる男性カップル。
ぼくたちは
隣人女性の喘ぎ声に
ドキドキしていた。
(今だけ隣人)
そしてぼくたちに
スイッチが入った。
その前に
ぼくたちの性事情をお話します。
「噛み合わないぼくたち」
18歳思春期男子のぼくたち。
性に関しては
活発な年頃のお猿さん。
そんなぼくたちだが
お互いに満足のできる
性生活には至ってなかった。
お尻を使った行為は
ぼくと彼の「1週間のプチ同棲」の間に
ぼくの叫び声と共に終わりを告げた。
(気持ちとお尻が裂けました笑)
それ以降は
お互いのものを触ったり
おもちゃを使い試行錯誤するのだが
特に彼が満足しないようで
いつも最後は
彼が一人で
自分のモノを触り果てていた。
そして最終的には
「ローションを使ってお互いのをする」
に落ち着いた。
「スイッチが入った」
話は戻り
隣の部屋からは喘ぎ声
壁に耳をあてるぼくたち。
雰囲気に流されて
お互いにスイッチが入り
キスをした。
初めての旅行で
エッチのことは何も考えていなかったので
ローションは持ってこなかった。
(これこそ最大の落ち度)
お互いに舐め合い触るも
いつもみたいに
ローションがないので彼は達しない。
結果的にはお互いに
落ち込むハメになり
同じベッドに寝るも完全不燃焼で
モヤモヤした状態で眠りについた。
隣の部屋からは
未だに喘ぎ声が聞こえる。
…早く終わって寝てくれ!と思った笑
「帰るまでが遠足」
あまり良く寝付けなくて
起きたのが5時ぐらいだった。
外は薄暗く
これから明るくなってくるようだ。
ぼくが起きると
彼もつられて起きた。
2人で湖の近くまで行き
少しひんやりとした空気に触れて
ただぼーっと過ごした。
その日は
ホテルで朝食を食べ
遊覧船に乗り
再び箱根まで行きランチを食べ
ロマンスカーに乗り帰ったのだった。
ぼくたちは疲れたのか
2人してスヤスヤと
揺れる電車の中で眠った。
そしてぼくたちの
初めての旅行は終わったのでした。
「初めワクワク中パッパ」
ご飯を炊くときの文言ではないが
「初めワクワク、仲良しで、
終わりよければ全てよし」
みたいな。
彼といつ出掛けても楽しい…
それが最後まで
保てれば良いのだなと
いつも思うのでありました。
どうしてもどうやっても
出掛けた時や旅行のときでも
仲が悪くなるイベントが
発生してしまうから
出掛けることに
時々怖くなっていました。
おしまい
おまけ。
「あ!ローションがない!」って
キスをした時に分かったので
二人してロビーのお土産売り場に
売ってないか探しに行ったんですよ。
そしたら、
ゴムは売っていたけど
結局はローションは無くて笑
最悪の展開になることを
二人とも分かっていたけど、
とりあえず致すことにしたんです。
そしたら、
二人とも満足できない事態になって笑
悶々としながら
隣の喘ぎ声に耐えながら寝たものだから
こりゃ悪夢ですよ笑
それでも、
ふたりして初めての場所に
訪れたものだから
楽しかったことには変わりなかったです。
癒される場面もあったけど、
総合的には疲れの方が勝ってしまったが!笑
次回からは再び学校生活に戻り
ぼくが大学2年生になった時のはなしです。
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